特定非営利活動法人「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」





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2015.11.24

講演会・討論会「あれから5年 フクシマ─放射能被害の現状と科学する市民」を開催しました

シンポジウム:あれから5年 フクシマ─放射能被害の現状と科学する市民 11月22日明治大学リバティーホールで、 シンポジウム「あれから5年 フクシマ─放射能被害の現状と科学する市民」 を 開催しました。

情報が少なくなり、私たちは福島の真実を知る機会が少なくなりました。 連休にもかかわらず当日110人の参加がありました。 これは真実を知りたい多くの市民がいることを物語っています。

基調講演は、いわき市民測定室たらちねの事務局長の鈴木薫さん。 5年近い放射能検査から見えた福島の実態についてお話がありました。

基調講演:5年近い放射能検査から見えた福島の実態について 子どもたちにどうしようもないことを背負わせてしまっている、 これからは一人ひとりがこの問題に自分自身を突き付けること、 尊厳を守る社会をつくること、 補償金などお金の問題はことの本質をわからなくさせてしまう、 など、福島の現状と真実を、静かな語り口から知ることができました。

また2部のパネルディスカッションは、 元放射線医学総合研究所主任研究官の崎山比早子さん、 当NPOの神田理事長も加わりました。

パネルディスカッション:崎山比早子さん 特に崎山さんからは放射能被害について科学的な根拠を提示しながら、 福島県内で行われている「安全宣言」の動き、 見通しのない事故現場や政策の問題点にも言及しました。

タイトルの「科学する市民」の言葉も新鮮であり、 科学的根拠に基づいて、一人ひとりが判断力をつけることが重要~との共通認識に至りました。